2003年09月29日
【小説でも書くか】暁の生徒会室(@w荒 -11
「桂先輩って・・・男じゃないですか」
「だからそういうことよ」
桜子は右手にある果物屋の巨峰にちらりと目を向けて言った。
「そういうことなの」
それから桜子は、私の方を向いて言った。
「去年の文化委員長の上原先輩が、どれだけ桂くんのこと
虐めたかあなたも知ってるでしょ?」
私は、去年はそれほど
生徒会室に出入りしていたわけではないが、
上原栄子が副委員長の桂を虐めあげているという噂は
聞いたことがある。
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2003年09月29日
【小説でも書くか】暁の生徒会室(@w荒 -10
柳川は結局50万円の寄付を生徒会にしてくれることになった。
彼が自分がいたころの歴代日誌をコピーしたいと言ったので、
彼の分はそこに置いて翌日取りに行ったものだ。
私が柳川から50万円の寄付を貰ったと聞いた
生徒会執行役員たちは目を丸くして驚いた。
勢堂は、
「大輔、お前妙な小才利くなあ」
と、悪口だか誉め言葉だかわからない評価を下しながら、
私の肩を乱暴に何度か叩いた。
だが、私が柳川から寄付を得た事情を話している際、
彼とその妻のことに話題が移ったときだった。
京子が眉をひそめたのを私は見逃さなかった。
私の視線に気付いた京子は、
「へえ、いい話ね」
と、誤魔化すかのように言った。
周りの3年生を見ると、少し空気の密度が
変化していることに私は気付いた。
井出は天井を見つめ、勢堂は咳払いをした。
そして桂はおどおどとしながらあたりを見回していた。
慶子は京子を見ていた。
私が沈黙の殻の中に逃避していると、
書記長の黛桜子が生徒会室に入ってきた。
「私、60万入れるよ」
「えっ」
役員たちは一様に驚いた。
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2003年09月29日
【小説でも書くか】暁の生徒会室(@w荒 -9
その次の日から私たちは手分けをしてOBたちに寄付を
頼んで回ることになった。
目標額は200万円。
私はOBの名簿の中から歴代の生徒会役員を探し出して
アプローチすることにした。
方法はそう複雑ではない。
インターネットで当該人物の卒業後の足取りを
確かめる。そしてhp等で人的関係や趣味等を読み取り、
最後に歴代日誌の記述から当時のことについて
下調べをする。
こういったことを頭に入れた上で、
電話し、会って話をして寄付を求めるのだ。
無論経済的に余裕がある者を選択することは
言うまでもない。
一日に訪ねられるのは、せいぜい2人がいいところだ。
私が印象に残った先輩のことを書いてみよう。
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2003年09月25日
【小説でも書くか】暁の生徒会室(@w荒 -6,7,8
翌日。
会長の京子、文化委員長の桂、会計委員長の慶子と私は
校長の河埜純一郎氏と会見を持った。
河埜校長は、豊かな長髪と細い切れ長の眼を持った、
50代前半の細身の美男子だった。
若いころはさぞ遊んだのだろうという噂も多い。
女子生徒の中には河埜校長のファンも少なくはない。
「・・・」
私たちが学校再建はほぼ不可能になっている事実に
ついて言及すると、
校長は私たちを不機嫌そうに見つめた。
「確かに・・・そういった事情はある。」
「ではそれはいつ公開するのですか?」
「・・・明日の朝礼ででも発表するはずだった。
生徒たちの行く末については、私のできる範囲で引き受けを
お願いする予定だった」
校長は手を後ろに組んで校庭を見た。
「まさかこんなことになるとは、思ってもみなかったんだ。
株があそこまで下がるとは」
校長は頭を振った。
「すまない」
校長の辛そうな表情に私たちは一瞬押し黙った。
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Posted by 東京kitty at
13:13
2003年09月25日
【小説でも書くか】暁の生徒会室(@w荒 -5
私がこの学園の未来についての真実を言おうと
口を開こうとしたとき、京子がいきなり顔を上げて
私に言った。
「あ、荒巻くん。あなた来年、会長やってみない?」
京子が言ったことが余りに意外だったので、
私は自分の言葉を飲み込んだ。
京子の言葉を噛み締めて理解するのに、
少し時間が必要だった。
「意外な・・・ことをおっしゃるんですね。
副会長の佐藤くんはどうするんですか?」
私は京子に尋ねた。
京子は、書類に眼を走らせながら言った。
「静馬はトップになる力量ではないわ。
彼はナンバー2で輝くタイプの人。
もう一期副会長をやらせてあなたを補佐させても
いいかもしれないわ」
「会長は確か副会長をやってましたよね」
「ええそうね。長谷部先輩の下でね」
そこまで言うと京子は私をじっと見た。
「長谷部先輩は私が後任として適任と認めたから私を指名した。
私はあなたを適任だと思うから指名する。それだけよ」
「私が適任だと思う理由は何ですか?」
「あなたはトップに立つ者としての資質があるわ。
落ち着いているし、判断も的確。
責任を負えば負うほど力を発揮するタイプだと思う」
私は、京子にそこまで買ってもらっているとは
思いもしなかった。
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Posted by 東京kitty at
13:10
2003年09月25日
【小説でも書くか】暁の生徒会室(@w荒 - 4
私はまだ自分の心に整理がつかず、
なんとなく帰る気にならなかった。
生徒会室に寄ってみることにした。
生徒会室では、会長の京子が
会計委員長の橘慶子と話をしていた。
「あら、荒巻くん」
京子は私を認めて呼びかけてきた。
眼鏡が夕陽に一瞬反射した後、京子の眼が優しく見えた。
「失礼します、会長」
「どうしたの?」
私はそう聞かれて困惑した。
特に来た理由はないのだ。
当面の問題を考えるのに、
ここが相応しい場所かもしれないと思っただけである。
だが、京子に対しては
何か理由をつける必要がある。
「いえ、歴代日誌でも少し見ようかと思って」
歴代日誌というのは、
河埜学園生徒会の名物だ。
ここ40年間の生徒会の日誌が漏れなく保存され、
毎日書き足されているのだ。
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Posted by 東京kitty at
12:59
2003年09月24日
【小説でも書くか】暁の生徒会室(@w荒 -3
その日の会議は、
私が行った発言で尻すぼみのような感じになり、
学校側から報告を得てから、
という形で幕を閉じた。
私はカバンを持って生徒会室を出た。
「荒巻くん」
呼び止められた声の方角に振り向いた。
文化副委員長の室生さゆりだ。
黒目が大きい。
豊かでつやのある髪の毛を背中まで伸ばしている。
いつか昼休みに、彼女が友人に
そこまで伸ばすのに、
どれくらい掛かったのかと聞かれた場面に
出くわしたことがある。
小学生のころからあまり切ったことはない、
という彼女の問いに友人たちは感嘆していた。
私と同じ2年で、隣のクラスにいる。
「今日は忙しいの?」
「少々用が。何か用かい?」
「ううん。いいの」
そう言って、背を向けた。
私は、何故か重力に惹かれたように、
「ああ、あの」
と声をその背中に掛けてしまった。
さゆりはくるりと私の方を向いた。
まるで待ち構えていたかのように。
「なんですか、副生徒委員長様」
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Posted by 東京kitty at
08:01
2003年09月24日
【小説でも書くか】暁の生徒会室(@w荒 -2
勢堂は言った。
「文化祭の予算が削られるなら
体育祭の予算だって削られるだろうさ。
そして来年度のクラブの予算もな。
そこんところどうなんだよ。
大体予算については4月に大体のところを会長とかが
学校側からある程度聞いていたはずだろ?
それがどうしていきなりこの9月に事態が変わるんだよ?」
いや。
私は実は本当のことを知っているのだ。
私の父親は銀行に勤めている。
仕事は融資だ。
その関係でとあることを聞いたのだ。
つまり、私が行っているこの学校、河埜学園は、
現在破産の危機にあるということを。
一族経営であった河埜学園の経営は乱脈を極めている
だけでなく、昨今の不況と株価の下落によって、
学園の資産はほぼ債務超過状態に陥っているということ
らしい。
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「文化祭の予算が削られるなら
体育祭の予算だって削られるだろうさ。
そして来年度のクラブの予算もな。
そこんところどうなんだよ。
大体予算については4月に大体のところを会長とかが
学校側からある程度聞いていたはずだろ?
それがどうしていきなりこの9月に事態が変わるんだよ?」
いや。
私は実は本当のことを知っているのだ。
私の父親は銀行に勤めている。
仕事は融資だ。
その関係でとあることを聞いたのだ。
つまり、私が行っているこの学校、河埜学園は、
現在破産の危機にあるということを。
一族経営であった河埜学園の経営は乱脈を極めている
だけでなく、昨今の不況と株価の下落によって、
学園の資産はほぼ債務超過状態に陥っているということ
らしい。
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Posted by 東京kitty at
07:58
2003年09月24日
【小説でも書くか】暁の生徒会室(@w荒 -1
2003年09月18日
psychoがバイク免許受かったんで(@w荒

お祝いに牛肉を送ることにした(@w荒
バラ肉だが5kgで2900円。
とある場所で仕入れたのだが、
まあそのボリュームには少年も驚いていた(@w荒
買ってくるときには
車で運んだのだが、
助手席に置いた肉は、その量のせいか、
普通買うステーキの肉とは何か感じが違っていた。
その牛肉は、
「それ」ではなく「そいつ」だった。
肉が存在を主張していたのだ。
ヲレがいつも食べる牛肉は、生きているときの牛を
感じさせない小片だったが、
5kgの肉は牛の存在を感じさせたのだ。
「そうだ、牛殺して食ってるんだなヲレたちは(@w荒
朝の高速道路をドライブしながらヲレは思った(@w荒
牛というのは哺乳類であり、言うまでもなく人間とは
爬虫類などよりは近い存在だ。
つまり、ずっと前は人間は彼らと同じ動物だったのだ。
とあるところに住んでいた、その動物の家族のうち、
ある兄弟は人間につながり、ある兄弟は牛につながったのだろう。
世代が下ると、人は牛を殺して食べている。
人も現在進化の過程にあるのは言うまでもない事実だ。
太陽が死ぬまであと50億年、赤色巨星になって
地球がそれに飲み込まれるのはもう少し早いだろう。
だが、人が進化して、食うものと食われるものに
変わるには十分すぎる時間がヲレたち人間には残されている。
人間が皆同じで平等であるというのは、
生物学の進化という概念から見れば
フィクションに過ぎない。
だが、人間の作り出す文化や思想は、
生物学という学問も含め、全てイデオロギーであり
フィクションであると割り切れば、
このフィクションの中に生きる、
つまり人間ごっこをするというのも
根拠があるということになるだろう(@w荒
Posted by 東京kitty at
07:41
2003年09月16日
頻発するテロは10/17ブッシュ来日への前奏曲(@w荒
造船工場でまた爆発事故が起きた。
これからもこの種の事件は起きるだろうが、
これは北朝鮮のテロだろう。
問題はそれが何を照準としているかだが、
とりあえず10/17のブッシュ来日に向けての
前奏曲だと思う(@w荒
北朝鮮の運命というのはもはや決まっていて、
滅亡しか残っていないのだが、
単なる断末魔の足掻きをしているような感じが
拭えない(@w荒
日本にいる北朝鮮関係者でも
目先の利く者は既に北朝鮮に見切りをつけ、
次の時代を見据えた行動を取るはずで、
日本にいる北朝鮮のスパイ組織も
オウムのときほど大した動きが
できるとは見ていない(@w荒
これからもこの種の事件は起きるだろうが、
これは北朝鮮のテロだろう。
問題はそれが何を照準としているかだが、
とりあえず10/17のブッシュ来日に向けての
前奏曲だと思う(@w荒
北朝鮮の運命というのはもはや決まっていて、
滅亡しか残っていないのだが、
単なる断末魔の足掻きをしているような感じが
拭えない(@w荒
日本にいる北朝鮮関係者でも
目先の利く者は既に北朝鮮に見切りをつけ、
次の時代を見据えた行動を取るはずで、
日本にいる北朝鮮のスパイ組織も
オウムのときほど大した動きが
できるとは見ていない(@w荒
Posted by 東京kitty at
04:27
2003年09月15日
【やべぇよ】クレヨンしんちゃん-戦国大合戦で感動しちまったよ(@w荒
文化庁の賞を取っているということで見たが、
「たかがクレヨンしんちゃんだろ」という油断をしていたのが
いけなかったな(@w荒
黒澤映画みたいだったな(@w荒
よく「クレヨンしんちゃん」を下品で子供に見せたくないという
声が聞かれるが、
これはヲレ的に言えば
「むしろ大人が見るべきだ」という感じだな(@w荒
同じ原監督の「オトナ帝国の逆襲」も
相当密度が濃いようだ。
あと評価が高いのは本郷監督の「ヘンダーランド」だな。
だが、今やっている「ヤキニク帝国」は
あまり評価は高くないようだ(@w荒
とりあえずオトナ帝国とヘンダーランドは見てみようかと
思う(@w荒
Posted by 東京kitty at
12:23
2003年09月09日
2003年09月09日
2003年09月05日
【情報求む】可愛いなこの子(@w荒【公開捜査】

ネットで見つけたんだが、
可愛い子だな。
男の子のようにも見えるし女の子のようにも見える。
ヲレは女だと思うが、
誰か知っている人はいるかな(@w荒
この子のhpとかあったら見てみたいな(@w荒
本人または代理人と証明できる書き込みがあった場合で
削除を希望するならば、
画像を直ちに撤去するよ(@w荒
女の子だとしたら、
ヲレが今審査員として出演している
アイドルオーディション番組に出してもいいくらいだ。
Posted by 東京kitty at
04:26



